佑

リボルバー・リリーの佑のレビュー・感想・評価

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)
3.0
時代設定やストーリーはたしかにこの時期の陸海軍や国際情勢考慮するとありそうだなという内容で良かった。
武器や衣装、風俗も良く作られていて見応えがあった。
人物の掘り下げが浅かった感はあるが原作で補えば良いので問題なし。
最後のアクションはちょっと冗長だった。
せっかく映像化しているのでギミックのある戦い方を観たかった。
俳優陣は殆ど素晴らしかったのだが、津山大尉の演じ方に違和感を持った。
彼は確かに主人公の敵役だが、大義の相違があるだけで明確な悪とは言えない。(相違の末の暴力はまた別の話だけれど、彼は殺人がしたいのではなく陸軍のために動いていてその結果殺人を犯している)考え方や論理の違いは善悪では語れないから。且つ、彼は部下という立場なので、独白するにも違う少しやり方があったのではと感じる。THE 悪役みたいな顔芸と声色をされても演技の過剰さが気になって津山大尉の主張が入ってきにくい。陸軍軍人というパーソナリティとも噛み合わない。
ジェシーのキャラの強さが裏目に出てしまったように見受けられる。
佑