高柳総一郎

リボルバー・リリーの高柳総一郎のネタバレレビュー・内容・結末

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

1924年の秩父。とある屋敷に謎の男たちが乱入し、奉公人達を殺害。近くの小屋に住んでいた男・国松が犯人として報道される。屋敷の主人細見の息子・慎太は命からがら逃げ出す。死ぬ前に託されたのは『東京の玉ノ井に住む小曾根百合という女性を頼れ』の一言と、謎の書類に自動拳銃。そんな慎太は秩父鉄道の中で、腕のたつ謎の女性に助けられる。彼女こそが、かつて秘密組織・幣原機関でウェット・ワークに手を染め続けた女、百合本人だったのだ。
同名原作小説の実写映画。綾瀬はるかを主演に据えて、銃をバカスカ撃ちまくる!
大正ロマンにかこつけて綾瀬はるかを着飾るのに余念がない一方で、とにかく周りを固める俳優が胡散臭い。胡散臭いオールスター。その中でも胡散臭いのがやっぱり出てきた佐藤二朗。なんかしらんけどやたら演技プランがロバート・デ・ニーロ。めっちゃデ・ニーロなので必見。
特に今回の映画は音響に気を使っていて、センスを感じさせている。当時のレコードの針が銃撃戦でズレて戦闘BGMに変わるくだりなんかは最高だと思う。
ただ、全体的になんかこう……原作と比べると厭戦的な発言が多かったり、原作の土砂降りの中の最後の戦いが変わっちゃってたり、なんか苦労したんかなぁとボチボチ感じるなど。
全体的にバカスカ撃ってる!という俺の中の小学生が喜んでたので満足です。
それにしても、ツイッター灸ババアは一体何者だったんだ…?原作にはいなかったよな。誰か教えてください。
高柳総一郎

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