「まだ戦争は終わってないじゃないか！」あんな激しい形相でセリフを言う綾瀬はるかさんは、スクリーンで初めて見る気がする。心に残るシーンとなった。天然気質の人を本気に怒らせたときの迫力、古川琴音さんの幼児性と狂気を見せる演技は、とても魅力的で素晴らしかった。そして、動と静がカッコよかった長谷川博巳さん、シシド・カフカさん、静かな迫力をまとった野村萬斎さん、薄気味悪さいっぱいの清水尋也さん、この映画には役者さんの迫力が溢れていて胸に押し迫ってくる。列車のなかの綾瀬さんのアクションシーン必見、最高にカッコよくて面白い。大正時代のセットや衣装にも魅せられた。綾瀬さんを取り巻く人達との関係性の展開も面白かった。次作が楽しみ！
