鉄

リボルバー・リリーの鉄のレビュー・感想・評価

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)
2.3
綾瀬はるかが少年を海軍に送り届ける映画。

「モンタナの目撃者」×「タイラーレイク」的な感じ。大正時代についてはよく知らないんですが(汗)、街並みや人々の衣装などはどれも美しくてとても良かったんじゃないでしょうか。バイオレンス要素強めな日本のアクション映画をなるべく肯定したいという気持ちは強いのですが、これは…ガンアクションとして一つ一つの画はキマっている所が多くて、特にシシド・カフカのライフルの構えが妙に似合っていてカッコよかった。銃撃戦自体は迫力があって良い。

ただ、この手の殺人鬼って何時どこで出てくるのかが相手にも観客にも分からないからドキドキして面白いと思うんだけど、基本綾瀬はるか目線で話が進むので全体的に緊張感が低め。取ってつけたように出てくる赤ちゃん救出シークエンスは必要なの?クライマックスは特に酷くて、何百人といる兵士らに対して真正面から少数で突破するというシーンの説得力の無さには驚いた。RRRを見習って下さい。ところでおまいら何時から居たんだ!?地面に伏せておけば銃弾には当たらないそうです。

国家機密を子供に持たせて逃亡させる親はやっぱり酷いのではないか。
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