長尺1幕、軽い雑談は少なく政治の話題が主、その上英語。相当の集中力と覚悟を持って臨まないと味わい尽くすのは難しいな、と悲しくも実感してしまったのでした。
新国立劇場の公演を観ていたのにこれなのでつくづく重め群像劇に向いていないんだな。知らない役者ばかりで登場人物が多いと相変わらず顔と名前が全然覚えられないし(少なくとも演劇は)。最後3人になってもレオとネイサンがどっちがどっちかすら分からなくなる。英語台詞をなるべく聞こうとしているせいで、名前の日本語表記と英語発音が異なるのも余計な混乱の要因だったな
dead silenceになったり、舞台上も客席も静まり返って耳をそば立てたり、人物が思い出していく時間を固唾を飲んで見守ったり、そういう時間がとても好きだなとまた思えたのは良かった。結局私は全体よりもそういう瞬間瞬間を楽しむのが好きなんだな。Cat’s cradle!
ワルツは引きで見たかったな…先に生で観ているせいかちょこちょこと引きで見せてくれ!という場面はあった。
英語だと訛りの違いを感じられるのは日本語上演ではできない良さだな、と終幕で思った