パルパティーン

不思議の国の数学者のパルパティーンのレビュー・感想・評価

不思議の国の数学者(2022年製作の映画)
4.5
このゴールデンウィークに地元に戻ってきて最初に見たかった映画。予告編を軽く見た時にこの映画絶対面白いと思っていったけど、見に行って正解だった。疲れないし、心が浄化されていく映画だった。

物語の進め方がなんかベストキッドみたいだなと感じた。他に思った方はいませんか?ベストキッドみたいな流れだったのでとても見やすくてスッキリしていた。韓国映画はしっかりときつい映画が多いなと感じる中、この映画はリラックスして見れたし心が温まる。

数学と青春の映画であるが、何事にも数学が織り交ぜられているのだなと気付かされた映画であった。数学というのは素晴らしくて美しい。美しさを説明するシーンでは鑑賞中に頷くぐらい納得してしまった。円周率を楽譜にしてピアノを弾くシーンは最高で美しかった。結果も重要だが過程も大切である。出題者の意図を汲み取らないといけないように、視聴者側も監督の意図を汲み取らないといけないのだろうか。自分は意図や考えを汲み取るまでのレベルにないしこれからもできることはないだろうと思っている。自分なりの考えや言葉を表現できたらいいと思っている。それで幅広く考えや価値観が広まっていくと思う。

映画をたくさん見るようになって韓国映画に触れる機会が圧倒的に増えたけど、今年の韓国映画はほんと豊作である。昔ながらの名作韓国映画をあんまり見たことないけど最近の韓国映画はすごくいいなと思う。これを機に韓国映画をたくさん見ていこうと思った。

韓国ドラマをよく見るのであの俳優さんあのドラマで出てたなとかいろんな気づきがあるので、それも韓国映画を見る楽しみになっている。

Q.E.D

2023年48本目