ベべべっち

不思議の国の数学者のベべべっちのレビュー・感想・評価

不思議の国の数学者(2022年製作の映画)
4.2
イチゴ牛乳のチェ・ミンシク

『高速道路家族』のついでぐらいの気持ちで鑑賞したけど、同じぐらい面白かった。
いや、むしろ僅差でこっちの方が好きかも。

今作は、イチゴ牛乳をゴクゴク飲むチェ・ミンシク…じゃなくて、天才数学者を演じるチェ・ミンシクが拝める。
最近、変な役は演じないような…?

物語は、名門私立高校に通う落第寸前の男子生徒を中心に展開される。
その男子生徒は数学が特に苦手で、途方に暮れていたが、ひょんなことから夜間警備員のオジサンがめちゃめちゃ数学が得意なことを知り、教えを乞い始める。。

男子生徒も決して学校や家庭で上手く行ってる訳ではないし、チェ・ミンシクも脱北&数学者の肩書きを封印という、深い闇の過去を引きずっている。

そんな2人が師弟関係でもあり、親子のような関係になって、心を通わせていくのが見どころだった。

その男子生徒を演じたキム・ドンフィくんは、はじめましての人だったんだけど、なかなかに記憶に残る演技でびっくり。
公式サイトには250倍の競争を勝ち抜いたって書いてあったし、最近観た『聖なる復讐者』でもかなり重要な役を演じていた。
これからも期待してます。

チェ・ミンシクに関しては、言わずもがなの安定感で、イチゴ牛乳を飲んでる姿を拝んでくださいとしか言うことがない。

あとは、チョイ役のパク・へジュン。
この人は毎回、脇役ながら要所要所で出てくるなぁという印象。
今回もかなり必要なポジションでした。