我が子を亡くした警備員(元数学者)と名門校に通うも貧しい高校生との疑似父子関係というか歳の差友情というか、落ち着いた人間ドラマですね。
出演者の演技がよかったです。
実在の数学者、グレゴリー・ペレルマンの雲隠れのせいで、数学者は何かと身を隠しがちなイメージです。アレクサンドル・グロタンディークも隠遁していますね。
警備員(元数学者)役のチェ・ミンシクを認識したのは「シュリ」、25年も経つのですね。「カジノ」や「破墓」など、近年ふたたび活動が活発になっている印象です。
決して似てはいないのですが、世良公則と雰囲気かぶります。ロバート・デニーロっぽくもあり、格好良い歳の重ねかたをなさっていると思います。
(2023年11月 U-NEXTにて鑑賞)