時期的に言って「ナイトライダー」的な物をやってみたかったんかなーという感じのB級アクション。
レトロフューチャー(※今となっては)な黒いプロップカー(水を燃料に水素で走り、超加速が可能という設定)はわりとカッコよく出来てますし、脚本と総指揮はジョン・カーペンターで出演がトミー・リー・ジョーンズに「ターミネーター」後のリンダ・ハミルトンにロバート・ヴォーン、音楽は「スパイ大作戦」のラロ・シフリンとなかなかの布陣ですが、車は物語的にはガジェット程度でそれほど活躍するわけではなく、登場人物それぞれの背景も筋立て的には本当に「それぞれ」で互いの事情があまり絡まない脚本も相まって予想よりもだいぶ地味な映画だったな……という印象でした。
まあとは言え、「テレビの洋画劇場でやってたのをなんとなく観た」的な感じでゆるりと観られる、シンプルな娯楽作という感じで悪くないんじゃないかなと思いました。
アマプラでも吹替版があったら良いのになあ。