ルサチマ

ブラックライダーのルサチマのレビュー・感想・評価

ブラックライダー(1986年製作の映画)
4.2
描き方のシンプルさが潔くていい。導入部のテープを盗み出して逃走する場面の廊下のシーンなど、かなり最小限のカメラポジションでアクションを展開している(ワンカットの中でサスペンスを生み出している)が、全体を通して一般的なアメリカ映画と比べて芝居にしても撮影にしてもなるべく最小限の要素で構成する気概があり、しかし同時に敵のボスがビデオで愛人を観察して興奮するなど、キャラクターを魅力的に描く遊び心は忘れない娯楽精神を両立させていて好感が持てる。
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