このレビューはネタバレを含みます
かなり解説的なピロスマニのドキュメンタリー。映画というより、博物館で上映されてそう。
実際に関わった人のお話なども使って、ピロスマニの人生をなぞる構成。なるほどこれは史実だったのかと驚くような箇所もありました。
如何にして素朴派として評価され、またそれを失ったのかが丁寧に解説されていました。最期は判然とせず、共同墓地に葬られたのではないかという推測があるのみとは、何ともつらい。
退屈なところも多かったですが、ピロスマニのことを知るにはうってつけの教科書的な映画でした。