先にベースになった短編を視てからの本作鑑賞。あそこからどう膨らますのかと思ったら「そう来たか」という展開に唸らされた(短編に相当する部分にも微妙な違いを仕込んであるんだが)。
長編化で加えられたキャラクターではやはりサラの母が最強、他にもクラウディアの母とかペドロの父とか毒親バリエーションをつけてきたところも感心。
復讐心(というか「ざまぁみろっ」的感情)と罪悪感の間でサラがブレまくる描写も良かったんだが、それだけに終盤のサラの選択が期待と違っていて「あぁ、そっちに行くんだ‥」ってなった。まあそこに至る布石も置いてあったし勝手な期待を抱いたこちらの問題なんだが、今回は己の邪な欲望に従ってスコアリングすることをお許しいただきたい。