Asino

ガール・ピクチャーのAsinoのレビュー・感想・評価

ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)
4.0
フィンランド映画祭で「ガール・ピクチャー」鑑賞。ミンミとロンコは親友同士で、ミンミはエマと付き合うようになる。
10代らしいそれぞれの悩みが描かれ、恋愛やセックスも絡むけれども、ものすごく正統派青春映画の趣きで素晴らしかった。

真剣に取り組んでるスポーツとそのプレッシャーも、もう大人の顔をしてるけど足りない親の愛情も、経験豊富なふりをしてみてもセックスに抱く恐怖みたいなものも。
若さゆえの痛々しさと可笑しさ、真剣さゆえの美しさ!のバランスが完璧。そしてみんなとても可愛い(男子たちも!)

上映前にアリ・ハアパサロー監督からのメッセージが流れ、「Tytöt Tytöt Tytöt」とは女の子たちを叱る時の言い回しだったけれど、ポジティブな意味で復活させたいと思ってつけたと言ってて、その語り口だけでもうきっと好きな映画だって確信したんだけど、その通りだった。
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