リプリー

チャイルド・プレイ2のリプリーのレビュー・感想・評価

チャイルド・プレイ2(1990年製作の映画)
4.0
Huluで配信されているドラマ版を見るためにシリーズを復習。
だいたい2作目は1作目の人気を受けて作られるので、予算は増える。そしてその分、見せ場やら何やらが足し算されその楽しさが2作目の魅力な訳だが、本作もパート2としての面白さが詰まっている。
オープニングで1作目とのつながりを強烈に感じさせるワクワク感。
チャッキーの残酷さと執念。殺害方法も一つひとつに工夫が凝らされているし、殺されてプリンターに顔を突っ込む場面や、工場でのクライマックスは、もう最高のひと言だと思う。お約束にも思えるラストの畳み掛けだが、ナイフを自らの腕に装着するシーンはチャッキーのキャラクター性を強化していて、とても印象的。
基本は1作目を見ている前提ではあるが、施設での面談場面でサラリと前作の設定を説明してくれる親切設計なので、別にここから見ても問題はないと思う。

ただ、今見ても腑に落ちないのがカイルは普通に良い子なのになぜたらい回しにされているのか、という点。もちろん反抗的な態度ではあるが、謹慎だといわれたらある程度言うことは聞いてるわけだし…。まあ、あの子が良い子だから話は成り立つのだが…。