桃子

チャイルド・プレイ2の桃子のレビュー・感想・評価

チャイルド・プレイ2(1990年製作の映画)
3.4
「やっつけられても復活してやる」

ようやく有名人形ホラーの続編を鑑賞。前作から2年後に公開されているし、内容も2年後の話になっている。主人公のアンディが少し成長しているけれど、やっぱり子供だから可愛らしい。
前作でお母さんは生き残ったのに精神病院に入れられているという設定で、彼女は登場しない。アンディは施設から里親の家へと移っていく。その家には、年上の女の子がすでに養女となっていて、この子とふたりでチャッキーと戦うというストーリーだ。
このおねえさんは、不良でやんちゃな感じなのだが、最初の見た目とは違い、アンディの強力な助っ人になってくれる。子供ふたりだけでチャッキーに立ち向かっていくのは無謀な感じがするけれど、どうせ最後は勝つだろうとわかっているので、結果オーライかなと思う。
前作ではチャッキーの販売店しか出てこないが、今作は製造工場が登場する。こてんぱんにやっつけられてしまったチャッキーの復活の場所である。ホラーでは、怪物は復活するとバージョンアップするのが常なので、チャッキーもより強く、よりずる賢くなっている。そのかわり、「人間化」するのも早くなってしまうようで、そのあたりは話の展開がスピーディーになるので面白いと思った。
ラスト、またしてもチャッキーはこてんぱんにやっつけられてしまうが、人形の材料となるプラスチックそのものが焼失したわけではない。ここから復活するぞという続編を作る気が満々だということがバレバレだ。もっとも、次の話は9年を待たなくてはならなかった。3は未見なので、これから見る予定。アンディを演じる俳優さんが違うみたいなので、これも楽しみだ。
桃子

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