パルパティーン

月の満ち欠けのパルパティーンのレビュー・感想・評価

月の満ち欠け(2022年製作の映画)
3.8
予告編を見て気になったので見てきた。大泉洋と柴咲コウペア、目黒蓮と有村架純ペアがなかなか良くて、出ている人たちで満足してしまいそうだった。ファンタジー要素があると聞いて、少し楽しみにはしていた。

少し年代を行ったり来たりするので、わかりやすくしてほしかったなと思った。映像の加工で1980年代の方を古くしたりなどしてほしかった。理解に少し時間が必要だった。

有村架純が月明かりに照らされているシーンはもう最高であった。エモかったし美しかった。8ミリ映画を堪能できる映画でもあり、有村架純を8ミリ映画で撮ったらこうなるよというのを見せてくれた。そして、彼氏目線での映像を長回ししていたのである意味サービスタイムであった。

田中圭が今回クソ野郎を演じている。もうそのようににしか見えない。うますぎる。あの野郎は見ててすごく気に食わなかった。2回も事件の要因に絡んでおり、あの後どうなったかを描いてもよかったのかなと思うし、どちらかというと描いてほしかった。最悪の末路を辿っていてほしい。

とあるセリフの伏線回収された時に涙を流した。この時のためにあのタイミングでのセリフだったんだなと。もしこのようなことが現実であったら、ほんと素晴らしいことだと思う。

伊藤沙莉が友人にいるのは心強いなと見ていて感じた。親友のために体を張れるし声をあげてくれる。なんて頼もしい友人なんだ。感情移入をするポイントがあまりない映画だったけど、楽しめた。


2022年71本目