ファーストショットのいきなり漁港市場の大泉洋の喧騒のロングショット横移動はいいとして、冒頭10分、15分くらいは普通になにかかもと思えたが（キャンプで説明ゼリフをする不自然な夫婦はなんだ）
廣木隆一のこの集大成的失墜は
差し込まれる東京暮色の完璧なショットに涙する有村架純（パクリもゴダール以下、よりによって一番嫌いな映画館＝早稲田松竹）と、その後のクソみたいなビッグクロースアップの手持ち8mmを撮影した学生目黒蓮とソファでいちゃつきながら一緒に映写して見てしまうくらいにバカの力動を時代の映像として示してしまっていることに尽きる。
128分というのも苛立つが、それにしても毎回クソを撮る廣木隆一は、サングラスを外すと森田芳光にどことなく似ているし、やはり作る映画がシネマではないという点でも吐き気がするくらいに気持ちが悪い。youtubeで百田を見た方がまだ面白い。
映画館に行かなくてよかったやつ。
