このレビューはネタバレを含みます
オチが「ニューシネマパラダイス」によく似てる。もっともあっちの方が全力で泣かせに来ている分あざとくて潔い。
こっちのほうはイタリアの自然や素朴な主人公にブレブレ。なんとなく事実に基づいたストーリーのようなテイストではあるけれど、そこまで感動しないな。最後に死んでしまうのも唐突だ。
マリオの素朴さや子供っぽさが可愛く見えるけれど、結局パブロにとっては島に滞在する間の暇つぶしでしかなかった。滞在中の彼の態度、去ってからの音信不通、だいぶ時間が経ってからの再訪、一夏のアバンチュールぐらいの価値しかなかったわけだ。
しかしマリオはマリオで人生を変えるような出来事だったわけで、パブロがいなくなってからの彼のボイスメッセージが顔に似合わずセンチメンタル、おまえはJCかよ。
でオチはニューシネマパラダイス。トトがキスシーンを繋ぐ作業を盛り込んだらこうなるのかもねえ。かもねえ〜