Kazuma

イル・ポスティーノのKazumaのレビュー・感想・評価

イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)
3.7
共産党のチリから亡命した天才的詩人パブロと
パブロの専属郵便配達人になったマリオの友情物語。

隠喩をで、語る色々な言葉が素晴らしい。
前半から中盤くらいは、ほのぼのして、イタリアの南の島の景色、風景、今回はエンリコモリコーネの音楽だったけど、映画にあった音楽で、ほのぼのとして素晴らしい友情物語だけど、ラストは、悲劇にもなってしまった。

皆さんのレビューを見て主人公の、マリオ役のマッシオ トロイージさん本作品が遺作になったという事を知り、というかこの作品しか知らなかったです。

純粋で素朴なマリオが初めて恋して、パブロが隠喩をマリオに教え、隠喩で、マリオの恋が実り、よかったんだけど、その後のパブロが去ってから
共産党という政治を主張した為マリオは暴動に揉まれ亡くなってしまいます。

亡くなった後、パブロがイタリアの島に帰ってきて、訃報を知り海辺で悲しげに、海を歩くパブロの姿と、島の浜辺の海のシーンで終わるんですけど、名作だけど、ちょっとじんわりせつなくなるなぁと、思った。

ちょっとかの名作のニューシネマパラダイスのテイストも、入ってたりして、凄い感動とはしなかったけど、良作でした。
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