“目は口ほどにものを言う”
邦画はあまり観ないのですが木村文乃のファンということで鑑賞😄
さらに深田晃司監督が矢野顕子の♪LOVE LIFEからインスピレーションを得て作った作品だということぐらいの情報しかありませんでしたが…
衝撃的でした。
あの曲からこんなにも“愛”と“人生”を考えさせられる作品が生まれるとは
そしてあらためて感じた木村文乃の女優としての凄さ(ちょっとバイアスかかってる?w)
本作ではオセロが重要なモチーフとして使われています。
様々な過去を背負いながら、今の人生に悩む人達の複雑な人間関係の中で、それぞれの思いが交錯
それがある事件をきっかけにぶつかり合う様子に観客は翻弄されます。
オセロの白黒がひっくり返るように何が正しいのか間違っているのか、何が良いことなのか悪いことなのか…
見方によってはとても受け入れられないと感じることも多く、これに引っかかってしまうとこの作品を楽しむことはできないかもしれません😥
そしてもう一つの重要なモチーフが“視線”
木村文乃の前夫(砂田アトム)は聾者で、彼女とのコミュニケーションは相手としっかり“視線”を合わせながらの手話
これに対して今の夫(永山絢斗)は彼女とほとんど“視線”を合わせない
そんなコミニケーションのとり方の違いの中で彼女は自分の本当の思いはどこにあるのか、そしてどのように生きていけばいいのかに悩み、終盤意外な行動に出ます。
結果、ポスタービジュアルになったシーンとなるのですが、このプロットでの神がかった彼女の演技で冒頭の感想になりました。
そしてラストシーン
二人の姿とともに流れる♪LOVE LIFE
果たして二人はこれからどのような“愛”とともにどのような“人生”を歩んでいくのか…
♪LOVE LIFE
どんなに離れていても
愛することはできる
(中略)
もう何も欲しがりませんから
そこに居てね
ほほえみくれなくてもいい でも
生きていてね ともに
p.s.
永山絢斗の元カノを演じた山崎紘菜
TOHOシネマズご贔屓としてw彼女を応援してきましたが、本作でステージが一段上がったような気がします。
継続応援決定😁