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LOVE LIFEのkoheのネタバレレビュー・内容・結末

LOVE LIFE(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ろう者役をろう者(アトムさん)が演じる数少ない映画。素晴らしいことだし、今後もろう者役はろう者がやる、というのが当然のキャスティングになってほしい。

しかも今回は日本で韓国手話を使うろう者という超マイノリティな役。とても異質な存在なのに、アトムさんが演じると不思議とナチュラルに見える。そこはすごく際立っていた。もし聴者がこの役をやっていたら強烈な違和感があったはずだし、間違いなく炎上していたと思う。というか、無理。

で、肝心のストーリーのほうは意図的な演出?と思うほど、登場人物のほぼ全員が自己中で自分勝手な人間だという印象。なんだかなぁ。人間やっぱり自分が一番かわいいとでも言いたいのだろうか?なぜそういう演出をしたのかよくわからないまま終わってしまったので、すごい不完全燃焼。情報が少なすぎてスッキリしない。

特にろう者のパクが一番ゲスい。なぜあんなにかわいい奥さんや子供を放置して失踪したのか?そこらへんのフォローが全くないので、尚更クズさが際立ってしまう。

他の登場人物のバックグラウンドもそう。まあ想像するのも映画の醍醐味なのかもしれないけど、これは説明が圧倒的に足りないので相当モヤモヤする。いろんな愛の形があるとはいえ。
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