井上

LOVE LIFEの井上のレビュー・感想・評価

LOVE LIFE(2022年製作の映画)
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・蒸発した元夫をあえて韓国人として登場させる(生活保護申請も)のはなかなか攻めるなあと、、他の国籍でも良かったろうが、結婚式シーンを派手やかにするためなのか?歌のためなのか?

•山崎とモブキャラが追っかけっこしてるシーンをモブキャラ二人が見てるシーンで一人が後頭部が叩かれるのだが、それが後に起こる敬太の後頭部打撲と重なる。
「後頭部叩くなや」と思ったが、まああのシーンの伏線なら多少は許す気になった

・ベランダいちゃいちゃを見つけて、怒鳴りに行くところを枯葉に邪魔されるのはとてもいい

・猫の存在が敬太と被る(お前を選んだから育てろはほんまに草

・本当の最後のシーンでプラカードと風船を掲げたあの場所が映るのが嫌らしい映画だなと。散歩中の二人が映るが別々の道を行こうとするのがなかなかに示唆に富む。(“わかりやすい幸せ”が示された公園に向かおうとしたのは二郎だった訳だが

・二郎の父の誕生日を祝いに来てた友人たちはあの後何をしていたのだろうか。二郎は彼らに泣きつくことができなかったのだろうか(男らしさか)、だから山崎の方に行くのだろう。その点で言えば、社会活動に昇華できている妙の方が素晴らしい


【全体的なこと】
二郎の一人語りシーンは痺れる。
急に嫁を殴りに現れた元夫の存在によって夫婦関係の終焉をちらつかせた訳なので登場人物の中ではまだ同情の余地がある。
湖での山崎とのキスはクソなのだが、先に謎行動してるのは妙側な感がある。

ナウシカ願望まんまの妙はより胸糞キャラである。勿論二郎は敬太の死を妙と同等に悲しめているわけではないこともあるので彼女自身の悲しみは唯一性があり、何かしらで癒す必要はある。
しかしその後の元夫との接触シーンに色々と納得感が得られない。うーん、二郎とは諦めて結婚したのだろうか

とか色々思ったが、妙の行動や風呂のセリフがDV神話っぽく見えたのが私の偏った理解に繋がっていたのかもしれん?!と今感じている
それに山崎の登場が元凶な気もする

しかし2度見る映画でもないのでまあよく分かりません!ということで
井上

井上