みあ

かがみの孤城のみあのレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
4.8
私にとってこの作品は16歳の頃に原作小説を読み、非常に感銘を受けた作品です。成人し社会人になった今、映画化されたということで観に行きました。
主人公のこころに感情移入しながら読んでいた当時の記憶、感情が鮮明に甦りその都度様々なシーンで涙が溢れました。

学生時代は学校が世界の全てのように感じますが、本当はそうではなく、世界は自分が思うより周りが思うよりもっと広いんだという視野を広げる機会をくれた最高の作品です。

辻村先生が執筆したこの作品ならではの子供達の繊細な気持ちや、それに関わる大人達の心情描写が変にカットされず、映画に上手く反映されていて嬉しかったです。
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