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かがみの孤城のsoumaのレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
4.2
『偉い、よく耐えたよ』

不登校の不登校による不登校のためのファンタジーミステリー。

突然、鏡の中の城に集められた
7人の不登校中学生。

城の主である狼さんから
「生き残れるのはこの中で1人だけ」と説明され
バトルロワイアルが始まることに…

ということはなく笑

中学生たちのミッションは
城の中にある「願いの鍵」を
1年以内に見つけること。
鍵を見つけた人はなんでも願いをかなえられるが
願いをかなえられるのは一人だけ。
ただし、見つけられなくてもデメリットなし。という
最近あまりにも見飽きたバトルロワイアルにありがちな
デスペナルティもないという
ゆるゆるふわふわなルール。


この作品の妙は
あえて全員不登校にしたという点。
社会問題になりつつある不登校に焦点をあてつつ
中学生たちの葛藤や
それぞれの悩みをうまく絡ませながら
ストーリーにミステリー要素も入れ込んでいる。
ミステリー予想はかなり素直な動線で物足りなさがあるけど
主人公たちが不登校中学生というのもあり
ストーリーの本質は人間関係なので
邪魔にならない程度のミステリーが
ちょうどいい感じでもある。

これはかなり良作だったと思うので
個人的にはおすすめです。


◆クレジット
・こころ:當真あみ
中1。いじめによる不登校

・リオン:北村匠海
中1。イケメンサッカーボーイ。
この作品唯一の正統派キャラ。

・アキ:吉柳咲良
中3。高身長女子。

・スバル:板垣李光人
中3。将棋好き。なぜか金髪デビュー。

・フウカ:横溝菜帆
中1。メガネっ子。ピアノ上手。

・マサムネ:高山みなみ
中2。ゲーオタの迷探偵コナン。

・ウレシノ:梶裕貴
中1。
好きな女の子にママのお手製クッキー渡すマジキチ。
マジのガチでキモすぎて
やばさが青天井のマザコンデブ。
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