前半が変に長くてちょっと退屈な場面が続きますが、後半見事な伏線回収もあって面白かったです。
キャラクターが多い分、映画の尺だとどうしても一人一人に感情移入ができず、誰に焦点を合わせて見るものなのか、分からなくなってしまうことが少し残念だったと感じます。
（後半にいきなり、それまで脚光を浴びてなかった人が主人公より目立ち始める等）
そのため、後半の伏線回収で一気にそれぞれの背景を見せてラストに持っていくところは少し強引に感じてしまいました。
ただ、キャラクターそれぞれが純粋な心を持っていて、社会の辛さに揉まれながらも、まっすぐ自分たちの夢に向かって成長していく姿を丁寧に描写しているため、自分自身の中高生時代を思い返し、集中しながら鑑賞することができました。
時間が経った頃にまた観たいと思えるような、気持ちが明るくなるお話で良かったです
