すみみ

ある惑星の散文のすみみのネタバレレビュー・内容・結末

ある惑星の散文(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

人は忘れやすい生き物だ。

地球から火星に移り住んだ彼は、
彼が地球で暮らしていたこと、
彼の父やその先祖が地球で暮らして死んでいったことを忘れる。
地球を綺麗に分割したように火星も喧嘩にならないように分割する。でもそんなこと忘れているからそんなことできない。争いが起きる。忘れたくなくても惚が進めば忘れる。もちろん忘れないこともある。でも、それは全体を覚えているわけではなくて、なんとなく覚えてる。逆に言えばほとんど忘れてる。惑星みたいにフワフワしてて突然ぶつかって思い出したりする。

それでも誰かが忘れずに覚えてくれることを願って生きる。
すみみ

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