カーネル

ある惑星の散文のカーネルのレビュー・感想・評価

ある惑星の散文(2018年製作の映画)
2.8
『ナナメのろうか』が気になって監督をみたら、見ようか否か迷ってたこの作品の監督だったので、見ることにしました。

有名監督から高評価されたり、ツウな方には堪らないのかもしれません。あと、横浜、特に本牧に馴染みがあったりすると見方も変わってくるのでしょう。

私には響かなかったけど。

タイトル通り、散文的。
乱暴に言うと〝投げっぱなし〟なイメージね。
とある人物たちの、とある歩み。
そのとある人物たちには共感するところもなく、ただ俯瞰してみるのみでした。
あの人たちの目線の先に何があるのか。考えても考えても、白っちゃけたモヤっとした空間しか思い浮かばなかった。
ハンディカムを持っているだけでは、画角に対象を納めているだけでは、自己満足にしかならないのではないかと思ったり。


映像は好きだった。
色味や風景や建物の選び方使い方ヒキのカメラなどはとても惹かれるものでした。(ただしルイのアパートには不満。二人の新居としてのワクワク感がゼロな部屋ですな。雑なかんじがした。)
閉館したあとの映画館は良かったなぁ〜
シートが外され、スクリーンが外された空間は空っぽ感が半端なかったもんなぁ………

車の音や風の音、子供たちの声などを雑音にはせずに残してるのもモキュっぽくて良いかも。

俳優さんたちは全然存じ上げず。
もっとガッツリとストーリー性のある作品で彼らを見てみたいと思いました。
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