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教育と愛国のA7のネタバレレビュー・内容・結末

教育と愛国(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

お金払って地獄を見てしまったと思った。恐怖。
でもちゃんと見なければならない現実でもある。

どうして都合の悪いものから目をそむけて、なかったことのようにすれば、日本人として自信が持てるようになるのか。
そんなふうに持てた自信に意味があるのか。私にはよくわからない。

東大の伊藤氏が言ってた「ちゃんとした日本人=左翼ではない。」恐ろしい。

中学の校長先生がインターネットに公表した文に「同じ仮面を被った人たち群れる姿」っていう表現があったんやけどもまさしく。。。と。
自ら考えることなしに、言われるがままに行動しちゃう人たち。。
それがちゃんとした日本人を作るってことなんだろうか。安倍氏のいう「日本人としてのアイデンティティーを備えた国民を作る」ってことなんだろうか。
よくわからん。

森友学園の教育受けた園児の子の様子にはもう血の気引いた。

一方で私は作中に出てくる平井先生の授業は、とてもいいなあと思った。
なんであのときドイツはナチスが政権を持ってしまったのか?自分が軍隊に入ったら女性を人とも思わないようになってしまうんだろうか?
そのときの人の気持ちになって考える。それこそが歴史から学ぶってことよね。こんな授業受けたかったな。そして教育を守ろうとする態度がかっこいい。

それに対して、歴史から学ぶことなんてないと言い切ったエライ先生に驚き。。。

結局のところ、自分たちがいつまでも支配できるように都合のいいように教育に手を入れたいってことで。。
そんな人たちがいう道徳ってなんやねんと。
そんなに人たちが重視する道徳って恐ろしすぎる。。

見終わったあとなんかもう、、
みんなほんとうにこのままでいいの???と問いかけたくなった。
どうしてこんなことが許されてるんだろう。。
じわじわと、そしてこんなところまで来ているんだよなという。
見応えありすぎました。また何かの機会があったら見たいです。
考えることをやめてはいけない。
A7

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