監督 大森立嗣(セトウツミ)
脚本 高田亮(さがす)
監督も脚本家も過去作が好きだし、設定も面白いと思うし、いい役者が多いんだけど、なんだか残念だったわ。
なんか製作中にトラブルでもあったん?大森監督の良さが消されている気がするんだよな。
タランティーノを意識した演出や音楽なんだろうけど、漂うチープ感。
タランティーノのテンポの良さと監督の持ち味の間は、真逆すぎてなんだか中途半端な印象。脚本も言葉や言い回しが、作り込まれてないから、目指していたバイオレンスだけどポップな映画には、なりきれていないんだよね。
だけど、斎藤工の情けない死に方はいつもながら良いし、奥野瑛太のヤバいヒリヒリした演技は良かったよ。