AmazonPrimeで鑑賞。
映画サイトやamazonレビューでの評価が低く、「タランティーノ意識しすぎ」「アウトレイジっぽい」「GONINっぽい」みたいな評価は目にしていたので、てっきりオリジナリティのなさで叩かれているのかと思っていた。
自分は「処刑人」みたいなタランティーノチルドレン達の映画は嫌いではないので、「パクリとはいえ、タランティーノ風に日本映画を撮ってみたらそこそこ面白いものができるのでは?」と思い鑑賞。
開始から30分くらいの展開(西島秀俊らがヤクザの資金洗浄場所を襲撃して金を奪うが、大森南朋演じるヤクザに飼われている刑事が襲撃者の仲間割れを画策するくだり)までは、傑作ではないにしても70点くらいの作品として着地するくらいのポテンシャルを感じさせたが、後半につれてどんどん脚本や演出がおそろかになり、無理矢理尻切れトンボで中途半端に終了してしまった。
タランティーノっぽい群像劇をやろうとしたのだと思うが、登場人物の内面や関係性が時間を割いてある割に伝わってこないこず、特に後半、登場人物たちの行動の理由がよくわからなかった。
タランティーノのパクリだから評価が低かったんじゃなくて、そこを抜きにしても良くない点が目立ってしまう映画であった。