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シャイロックの子供たちのlabyrinthのレビュー・感想・評価

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)
2.9
『半沢直樹』『下町ロケット』でも有名な池井戸潤さんの作品。もう、このキーワード聞いただけでも、ワクワクするだろうと期待するハズレ無し映画。
ある銀行の支店で、100万円紛失事件がおきる。女性の銀行員の鞄から当日の日付の入った帯封が出て疑われる。でも、その事件は、ほんの小さな出来事だけで、そのうらでは、さらにデカイ悪巧み『不正』が行われていた・・・・・。主人公は、部下と共に小さな疑問から、調査を始める・・・・・が前半ストーリーです。超簡単説明。

 原作から、ややアレンジのある作品に仕上がり、個々のキャラクターが、面白くなっていて、見ごたえのある。映画館で見ると、オリジナルの違った作品を見れて新鮮よっ。

 ありがちですが、主人公が、出世街道をハズレて、信念を曲げず、突き進む・・・も期待を裏切らず安心感。柳葉敏郎さんと橋爪功さんの支店長と狸親父のペアが、むかつくペアで、銀行をかき回すんですが、柳葉敏郎さんの真面目な部下思いの人と思いきや・・・・・まさかの落ちぶれた親父ぶりが、面白い。
 この不正のカラクリも面白い。

 銀行と言う大きな組織が、今回も解る池井戸潤さんの作品でした。
 
『金は、返せば良いものではない!』『競馬は、はまりすぎるな!』『ホステスは、知らない人に、お客様名を言うなっ!』『悪いお礼のお金は、貰ったら、銀行でもう働いていけない』この意味は、是非映画館で確認してみてね。

ラストは、スッキリしない、残念な個々の終わり方。
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