カズザク17

シャイロックの子供たちのカズザク17のレビュー・感想・評価

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)
3.5
お金が動く所に、人の欲が動く。人の欲が動く所に、お金が動く。どっちが先なんだろうか?って、考えさせられる映画だった。
大手銀行の、とある支店が舞台。ノルマ達成に向けて、日々厳しいツメ…叱責、罵倒がが繰り返される。そんな中で、ツメから逃れられずに精神的な病んでいく者、ツメから逃れる為に不正に手を染める者が現れる。今回は、追い込むこ事で不正に手を染めそうになる者がターゲットに…社内からの圧力と社外からの誘惑で、上手く罠に落とし込んでいく。万が一問題が明るみに出た場合は、全ての責任を擦り付ける。自分達は蚊帳の外で知らん顔…そんな悪い奴らを、こちらも悪い方法で成敗!毒には毒を!っていう映画だった。
上手く行き過ぎ感が満載だが、原作だともっと裏のドロドロ感や、瀬戸際のギリギリのハラハラ感が楽しめるのだろうか?って事で、今度原作を読んでみようと思う。