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シャイロックの子供たちのOSHOのレビュー・感想・評価

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)
4.0
『空飛ぶタイヤ』
『七つの会議』
『アキラとあきら』に次いで
池井戸潤原作の映画、私にとって4本目。
池井戸潤原作映画はこれまでも外してなかったけど、4作のなかで私は今作が一番好き。

一癖も二癖もある銀行支店の行員たち

柳葉敏郎→不正の裏取引をする支店長
杉本哲太→パワハラ上司
阿部サダヲ→連帯保証人で2億の借金
佐藤隆太→銀行の金に手を出す
遠藤拓治→プレッシャーで壊れる
木南晴夏→使い込みの濡れ衣を被せる
玉森裕太→外資系に転勤ばかり考えている

佐々木蔵之介→過去に使い込みしていた外部調査員

主要登場人物で胡散臭くない役は上戸彩くらい。
みんなが訳ありだから面白い。

個人情報が簡単に入手できたり、銀行の重要事項を飲み屋で話したり、支店長たちへの復讐があっさりできてしまったのは、マイナス要素だけど、
いずれにしろ、わかりやすくて面白かった。

ちなみに「シャイロック」はシェークスピアの戯曲「ヴェニスの商人」に登場する金貸しのこと。シェークスピアは金貸しを悪党に仕立てたけど、本当は返さない方が悪くない?というところから発展していく物語。
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