証券会社の闇を描いた映画。それぞれの登場人物が悩みや葛藤を抱えながら自己の利益のために蹴落とし合ってたもがいてた。
何がいちばん大事なんだろうって凄く考えさせられた。家族とかお金とか、地位やキャリアもそうやし、部下想いで手を差し伸べる勇気も、人付き合いも大切。どれも大切だけど、どれかだけを優先しすぎた時にダメなところに手を出して闇に染まっちゃう。そんな人間の凄く欲深くて汚いところを描く感じが、さすが池井戸潤やと思った(何様)。
最後の阿部サダオ、どうなったんやろう。金融マンとして終わった彼はどうなったんやろう。あんまり不幸な顔には見えんかった。
・金は返せば良いってもんじゃない
・基本は性善説。やられたら倍返しだってな。
・まっとうな銀行員じゃいられなくなっちまう
