◉時代を象徴する“YouTube”を題材に、エンタメと人間関係が悪い方向に絡み合った男女の顛末を描いた作品。
◉《吉田恵輔》監督、人間の嫌〜な部分を熟知していて、それを表現するのがとてつもなく巧い。それと、容赦ない痛い描写も相変わらず。本質を突いてくる辺り、ホントに巧い(※2回目)。
◉YouTube企画のリアリティさに高評価。底辺YouTuberも人気YouTuberも、実際にいて配信していてもおかしくないリアルに富んだクオリティで、そのこだわり具合が斬新で見ていて飽きなかった。
◉主演2人の演技も中々。特に《岸井ゆきの》は、ここへ来て演技力・表現力に磨きがかかっている印象。何面あるのん?と思わせる表情の使い分けに役者性を感じ、第46回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞に輝いたという実績も頷けるほど、安定の好演だった。(気になる方は『ケイコ 目を澄ませて』をチェック⭐︎)
◉終わり方はクエスチョン。