岸井ゆきの、ムロツヨシの演技力の高さを感じた。社会の中で良くあるいざこざをこうもリアルに表現できる演技派の2人に物語の世界に引き込まれていった。
優里ちゃんの視点からは、優しさに甘えず、当たり前とは思わず、ありがとうの気持ちを忘れずに生きようと思わせてもらった。
田母神さんの視点からは、人に優しいことは、長所ではあるが、優しさが時に自分自身を辛く追い込んでしまうこともあるという事を教えてもらった。
登場人物全員に人間味があり、梅川の性格なんかは、ほんとに友達にもいるやらしい性格を表現されていて、鳥肌ものだった。
胸糞な映画であり、不器用な生き方の人間たちに苛立ちを覚えることもあるが、YouTubeを使った現代で起こりうる問題から作られたこの映画に見る価値はあったと思う。
子どもには情報リテラシーについて良く学ばせたいと思った。