長男の誕生日&小学校卒業のお祝いに、
Blu-rayを購入、観賞いたしました。
長男は、初めての舞台観劇が今作だったこともあって、並々ならぬ思い入れがある様子。
小学生でも、劇団⭐︎新感線のおもしろさは、よく伝わったようです。
今作は、劇団⭐︎新感線らしい、妖しい雰囲気に満ちています。
(個人的に、この妖しい雰囲気を感じたのは、阿修羅城の瞳以来かも)
妖狐、妖、胡散臭い人、そして安倍晴明…
出てくるキャラの濃さと強引さは、
まさに、劇団⭐︎新感線!
加えて、展開の読めないストーリーは、
一気に、この妖しい世界に私を引き込んでくれました。
言うなれば、今作のテーマは、妖術合戦。
代名詞である、チャンバラ=動の減らした、
演技と演出で魅せる静の新感線。
舞台である以上、CGに頼ることが難しいため、妖術シーンは、演出と演者の力量がなければ、説得力が生まれません。
この説得力の有無で、物語のおもしろさは大きく左右されます。
しかし…
安倍晴明を演じた中村倫也さん、
敵する賀茂利風を演じた向井理さん、
おふたりの演技合戦には、ホントに惹き込まれました!
クライマックスは、おふたりの独壇場で、
息をするのも忘れて観てしまったくらい。
もしかしたら、私の中では、中村倫也さん以外の安倍晴明は、違和感が拭えないかも。
それくらいのインパクトをいただいたように思います。