かーく

鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成のかーくのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんだかんだで1作目も2作目も映画館で観てきたので最後まで見届けるつもりで観てきました

まず言いたいのはこれ、もしくは2作目と同レベルのものが最初から出せていたらなあという気持ちです
ひとつの作品としてのまとまりは元よりウィッグや衣装のこなれ感やアクションシーンが1作目よりずっと良くなっている
もちろん継ぎ接ぎで駆け足気味のストーリー展開や一部役者のあってねえ感はどうやっても拭えないマイナスポイントではありますが

またCGのレベルが低いのもダメな部分でした
最終章が一番レベルが低かったんじゃないかな?冒頭の赤い水の表現があまりにチープで15年前の映画かと思ったくらい

しかしそれを置いて置いても役者陣、特に主演の山田涼介さんはエドというキャラクターを最後までしっかりと演じてくれたと感じます
ラスト1人三役もしっかり演じ分けようと表情や喋り方を意識して変化をつけているのがわかりました
甘い評価だとは思います
正直マスタング大佐一派の描写も役者も微妙過ぎて相対的によく見えているのかもという気もします

他には舘ひろしさん、栗山千明さん、新田真剣佑さん、寺田心くんが特に印象に残りました
上記の人たちは滑舌が良さや格好の付け方が漫画の実写としてうまくハマっていました
清の人たちも嫌いではないです
元がファンタジー漫画だからというのもありますが、実写化においてはやはり日常ではあり得ないような見栄や格好良さが必要であり、その異質さをきちんと表現できているか否かが評価の分かれ目となりました

発表された時は何で3作も作っちゃったんだと思いましたが最終的には悪くない着地を決められたのではないでしょうか
積極的にお勧めするほどではないですが、観て損をするような作品ではないでしょう
かーく

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