このレビューはネタバレを含みます
英国軍の学校誤爆で多くの子供たちが犠牲になった実話を基にした、悲惨極まりない作品。
ドイツの司令部と学校をどうやって間違えるんだと思ったが、高速で飛ぶパイロット目線の映像が、視野不確かであまりにも危なっかしい。
爆撃され、子供たちが逃げ惑う阿鼻叫喚の坩堝と化した学校に、後続隊からさらなる爆弾が投下され大爆発、建物崩壊。最悪としか言いようがない。
そして、子供たちに神を説き、疑問を感じながらも神を探し求めていた修道女の信仰心が、怒りに変わり、絶望に至る様はあまりにも救いがない。
エンドロールの集合写真でダメ押し。
86人の子供が死亡。
味方からの誤爆で。
救いがなく、内臓に響くような重苦しい余韻が残る反戦映画。