このレビューはネタバレを含みます
偽札マフィアのホーが弟の警察官キットに嫌われる香港ノワール。ホーの兄弟分マークことチョウ・ユンファが小早川毅彦に似てた。劇伴がない時間帯がほぼないというてんこ盛り加減。
序盤はかなりのハイテンポで、人物紹介を兼ねた物語の背景描写。うーむ、ホモソーシャルなじゃれ合いが続きます。絆の描写なんでしょうが気色わりい。
終盤のジャッキーの誕生日云々の乳繰り合いも同じテンションで気色わりい。ジャッキーのキャラはクソアホ。
ガンアクションも今見ると今一つで、スローモーションも間が抜けていてグッとくるところもなかったんですが、マークの独特の屈託のない笑みは素晴らしい。無理にはしゃいでるみたいでしたが、それでも笑うと魅力的。
ストーリーにも無理がありましたが、ここまで感傷的な方に振り切ってるとそれなりに見応えがあり、マークの笑みにトドメを刺されたような作品でした。台湾警察の制服ダサすぎん？と思って調べたら全然違うじゃねーか。
