何度かDVDで観てきた作品。
今回映画館(ミニシアター)で初めて鑑賞することができた♪
昭和の空気感を全面に漂わせたような
チープな映像にチープな音楽や衣装、他にもツッコミ所満載の内容w 今の若い人が観たら早々に離脱しそうな雰囲気なのだが...
ちょっと待ってくれ。
こんな胸熱の映画はないのである。
中国返還前の香港映画にしか醸し出せない何かがあるんだよねぇ。その何かを上手く伝える事が出来ないのがもどかしい。
奇しくも続編が大ヒット中の「トップガン」と同じく1986年の作品だが、前者とは制作費が雲泥の差にも関わらずスタッフの映画に賭ける情熱はちっとも変わっていない。むしろアクション場面なんてこの連中は「撮影で死んでもいい」くらいの気概で演じている(ように見える)。多少の怪我なんて日常茶飯事なんだろう。
主役のティ・ロンやタクシー会社の社長、
(今年の4月に亡くなられたんですね...)
大好きな俳優のレスリー・チャンも良いが、
なんと言ってもチョウ・ユンファ!
これぞ漢、まさに漢、百歩譲って漢
「恥じて生きるより熱く死ね」
映画を総合的に判断してこのスコアだが
心情的には星10個進呈。