GWというのに観たい作品があんまし無い。
帰省ついでに三条烏丸に近い京都文化博物館のフィルムセンターに初潜入。
500円なり。
淡島千景の気品溢れる美しさに感服。
寺田屋と伏見の情景を捉えるカメラ…
◎モダニスト五所監督の苦心惨憺たる寺田屋日乗
1958年 歌舞伎座製作 松竹配給 123分 モノクロ
スタンダード *音質良からず聴き取り難し
社会派モダニストの五所平之助監督が時代劇?と半ば驚…
よくできたおかみさん淡島千景お登勢の今は昔、誰が百姓のって式に出ない三好栄子に初夜から伴淳が見せる潔癖の気。中風で寝たきりの三好栄子が素晴らしい憎らしさでいびりいじめ左利きはカタワだって直させる、知…
>>続きを読む織田作に淡島千景という大好きな組み合わせ。観ないわけにはいかない。
寺田屋のおかみ、おとせの話。
姑や小姑に苦労し、夫は掃除だけしか能のない道楽者。
寺田屋をひとり切り盛りする、おとせ。
それでも文…
淡島千景ここにあり、と刻みつけるような映画。耳たぶの薄い女は幸が薄いと言う。つねにくるくる働き、手を動かしながらの演技にみとれる。サッシャ・ギトリを思い出してしまった。
お風呂を沸かしてあげる、そこ…
前半は死後の影も含め三好栄子がすべてを支配するように見えて、悪意を完全に受け流してゼロにしてしまう淡島千景の強かさ。須賀不二男の人形詐欺も怖いが。坂本龍馬に話を乗っ取られそうでウンザリしてきたところ…
>>続きを読む夫と妻と子供この美しい三角形こそが家族で、この図式(こだわり)を崩すことによって五所の映画が始まる。淡島千景と伴淳三郎に子供が産まれないのが根底にあり、その不在を埋めようと姉の子供を育てたり若尾文子…
>>続きを読む旅館寺田屋に嫁いだ花嫁・淡島千景の手の平から、すぅっと螢が光を点滅させながら飛んでゆく。
ダメ夫伴淳と気丈な妻淡島千景の光景は幕末の「夫婦善哉」。
淡島と娘の若尾文子が二人して龍馬・森美樹を思う場面…