「普通って?普通って何?ミー坊はよくわからないよ。」
この映画普通じゃない。良い意味でとっても普通じゃない。だけどすごく優しく暖かい。
さかなクンの自叙伝的映画かと思い舞台挨拶付き上映を鑑賞。もちろん作品のベースはさかなクンの半生だが、家族や友人の描き方、好きを貫くという姿勢、ファンタジーとリアルの塩梅がとても良かった。
映像もさかなクンの若い頃の時代に合わせて少しレトロな色合いになっていたり、暗い部分はあえてセリフには起こさないなど演出も素敵。
ファミリーストーリーとして暖かい部分がありつつ、時々辛辣なツッコミが入るのがとても面白く、笑いが絶えない映画でした。
沖田修一監督の「横道世之介」「南国料理人」等が好きな人はとても好きな人だと思う作風でした。