Kyasarin

さかなのこのKyasarinのレビュー・感想・評価

さかなのこ(2022年製作の映画)
3.9
のーねんちゃんは本当に海が似合う。
主演で、のーねんちゃん自身好きなんだろうなと思えること(ぴょんぴょん跳ねたり絵を描いたり何かを作りあげたり)をお芝居して、本当に楽しんでお芝居されてるなとこちらがワクワクした。これはキャスティング勝ちだ!!(他のキャストも良かった) のーねんちゃんが海で泳いで絵を描く役をするのが嬉しい。瞳がキラキラしているのは現在!!本当に、この子はこういう役がとても似合う。爽やかな優しいヤンキーの磯村勇斗(最近見る映画に必ず出てる)とゆとりですかなにかを思い出す年齢不詳の柳楽優弥(ぱるるも出てきたしね、)と気持ち悪い役が上手い、でも憎めなくて可愛らしい安定安心のユマニテ俳優岡山天音、こんなオカンなだけでもう勝ち組街道まっしぐら、ワンピースもお着物(着付けが少し残念だったけど)も似合う美しい母井川遥。ギョギョおじさんのさかなクンのリアル同級生の鈴木拓。

男でも無い、女でも無い、そんな役が出来るのーねんちゃんやっぱり素敵!!夏帆ちゃんとのシーンは男の子に見えて、なんかドキッとしてしまった。

ちょうど良いギリギリのところで、嫌な気持ちにならない。かなしい、苦しいが多い今の邦画の中で(それはそれで好きだけど)楽しい!嬉しい!よかった!!てずっと思える作品。のーねんちゃんのジェンダーレス姿カッコよかった。スタイリストも最高!!魚さんたちがかわいい!!!🐟🐡

そしえ、まさかの推しの宇野祥平さんが出ているだなんて!聞いてない!!
宇野祥平さんが出てる映画は当たりなんだよなぁ〜
磯村くんと宇野さんはビリーバーズだ!

ヤンキーとの決闘のシーンはアホくさくてコントみたいだけどそれが後からお話に効いてくる。〆るところと網のくだりは声出して笑ってしまった。

好きな事をずっと好きで居て仕事にするのは難しい。それを認めて肯定してずっと支えて見守るのも難しい。「普通とは」なんだろうか。認めてくれる母親が居て、仲間達が居てそれがミー坊の強みなんだな。全ては母親の愛情が大優勝だった。私は自分の子どもにここまで肯定できるであろうか。

実は、元々想像してた内容とは違ったんだけど、でも違う方向にベクトルが延びてそれはそれで面白かったので良かった。さかなクンさんのガチ自伝も作品化していただきたい。 見終えてから、どのくらい忠実なんだろうと思ってさかなクンさんのWikipediaみたらところどころ映画に出て来たところあった。原作も読みたいな。


こちらあみ子と共通するところというか、対になっているような気もした、あみ子にも さかなのこ のミー坊の様な友達がたくさん居たらなぁ…
家族が支えていたらなぁ…
と少し思ってしまったよ。

綺麗な海と子どもたちの映画、サバカン、こちらあみ子、さかなのこと、最近多いが全部好き。

後で知ったけど脚本家の方がやらかしてたらしい。どんな内容かはあまり知りたくないから調べないけど大体想像はつくので。主演や関係者に迷惑かけるな〜!

確かに脚本で、うん??と思ったところはあったよね。昭和設定っぽいのに女の子が「キモい」とか言葉使ってたり、ミー坊が言わなさそうなヤンキー(天音くん)に対してブサイク!とか言うところ。やたら子どもの水着たくさん映したり。そこだけ気になった。

でもキャスティングと原作とさかなクンさんが好きなのでそこは見過ごしたよ。

のーねんちゃんが活躍してくれて、私は嬉しい!
Kyasarin

Kyasarin