よんぴる

さかなのこのよんぴるのレビュー・感想・評価

さかなのこ(2022年製作の映画)
3.0
「ぽーにょぽにょぽにょ〜♪」は関係ありません。「ギョギョギョ!」のさかなクンの半生を虚実ない交ぜで描いた作品。

そもそも、さかなクンのことがかなり好きで、以前会社のイベントで生でお会いしたことがありますが、テレビで観るままの博学、独特な絵、マシンガントークに感激しました。

まず、冒頭の「男か女かなんてどうでもいい!」と言い切りに圧倒されます。三池崇史監督の明らかにアメリカの砂漠なのに、「埼玉県」と言い切るネタを思い出しました。

ですが、その甲斐もあり、見た目は明らかに可愛らしい女の子のミー坊に対して、違和感を覚えることなく話が進みます。

実際のさかなクンもどこか中性的、というかセクシャリティを感じさせないところがありますが、のんも同様な印象がありますね。

というか、見た目なんてどうでもよくなるほど「さかな愛」が真っ直ぐで、その一途さで周りをどんどんと巻き込んでいく様にちょっと感動すら覚えます。

ミー坊の最大の理解者で、文字通り育ての親である母親が、実は魚嫌いというオチにウケました。やはり、「好きが一番」なんです!
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