熟睡

さかなのこの熟睡のネタバレレビュー・内容・結末

さかなのこ(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞中、どこまでが実話なんだろう?というのは結構気になり、後で少し調べた。
三者面談でのお母さんのセリフは一番インパクトがあったので、あれが本物とは、さかなクンのお母さんすごいな…!!
原作も読んでみたくなった。

各々のエピソードはかなりフィクションも入っているようだけど、ミー坊(さかなクン)の熱中・夢中がまわりの人を惹きつけて、いろんな人が彼を生かしたいと近づいてくるのは本物だと感じた。

のんは、ほんのわずかに声を低くするくらい(?)で、自然にジェンダーレスな役を好演している。絵を描くのも好きなイメージがあるから、魚の絵を夢中になって描くシーンはリアリティがある。
最後に、走る姿の俯瞰から海に飛び込むシーンは、『あまちゃん』の最終回を連想して懐かしくなった(あまちゃんは飛び込まないけど)。

劇場で驚いたのは、未就学児と思われるちっちゃい子が結構見にきていたこと。
コミカルなシーンでは楽しそうに笑うので、とても平和な空間で癒された。
2時間半の長丁場なのに、みんな最後までちゃんと座って見てたのがえらいなぁ。小さい子にも楽しい映画だったのだと思う。大人ももちろん楽しかったです。
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