かーり長文

さかなのこのかーり長文のネタバレレビュー・内容・結末

さかなのこ(2022年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

さかなクンが好きなので観たいと思いつつ最終日に滑り込みで観にいった。
いつもわたしと他数人のために上映される地元の小さい映画館。時々わたしのためだけに上映されることもあり採算とれてんのか申し訳なくなる。

このときは最終日の一番小さいスクリーンだったにもかかわらず、子供から老夫婦までいろんな人がいた。
けっこう冒頭から、すぐ後ろの子どもが一緒にきたおばあちゃんに小声で話しかけていたけど、劇場内は朗らかな雰囲気で、さかなクン本人が登場したときは「さかなクンだあ!」と声を出して笑う子どもにつられてみんなもふふふと笑ったりした。

あの時間、スクリーンの中も外も、いろんな人がいて、そしていやなヤツがいない世界だった。

もちろんそれはわたしの主観で、実際は喋る子どもにイラついてた人もいたかもしれない。
映画の中に悪いヤツがいなかったのは、ミー坊にとって世界がそう見えてたということじゃないだろうか。
わたしも普段は喋るヤツなんかおったらイラつく。
世界は気の持ちようで変わる。

エッセイを元にしてるけど実話じゃないということで、ほんとにはあんなふうには生きられないのだろうし、じゃあ何なんだという気もしてくるけど、
のんちゃんがキラキラなのでまあいいか。

パンフレットもデザインがかわいかったので買った。🐡