お母さんも家族も魚が嫌いだったっていう告白はあまりにも残酷だし、お母さんがみー坊のことしか考えてなくてもやっとした。母自身や夫や兄のことを大事にしてないみたいでいやだった。それを美談にされるのは嫌だなと思う。
ただ、好きを追求するのにたくさんの犠牲を払って、そうして獲得できるものがあるんだと思う。それはさかなくんだけではなくて、だれでもきっとそう。それは良いことではないし、でも悪いことでもないと思う。ぎょぎょおじさんはその土地での生活を奪われたし、家族は壊れた。そして彼/彼女からまた別のものを受け取ったんだろうな。