先入観だけで観ないと決めつけてしまうのは勿体無いし、アートワークや宣伝に難ありなのはあるけど絶対に観たら満足する。
さかなクンの映画でのんが主演、なんかイロモノっぽいってだけで敬遠してしまったらほんとに勿体無い。
沖田さんの演出とのんの表現力がミックスしたときの破壊力が凄まじすぎる。
のん監督作『Ribbon』でも素晴らしかったし、独自固有で稀有な女優だなぁと。
もう彼女を称賛する言葉が見つからない。
のんにしか演じれないし沖田さんにしかこんな優しい映画作れないだろうとすら思える。
のん演じるミー坊と周りの人たちとの掛け合いが面白すぎて何度も笑い、ミー坊の純粋さにハッとさせられた。
大人になって忘れてしまっていたもの、変わってしまったもの。
自分の好きなものを好きと言う。
好きなことにずっとこんなに夢中になれるってこんなに眩しかったんだ。
普通のことが普通にできなくなってしまった大人たちへの人間讃歌でもあった。
また一つ大好きな映画に出会えた。
