正直、いまいちこの世界観になじめなかった。
ミー坊のキャラクターが謎すぎて… さかなくんの半生なのだとしたら、なぜわざわざさかなくんを出演させたのか? っていうのがずっと頭から離れなくて。
そしてミー坊は結局男なの? 女なの? それともそういうふうに性別を付ける事自体が野暮なの? って、物語とは関係ないことがずっと頭を巡ってしまっていた。
途中ミー坊が(たしかレストランのシーン?)「普通ってなに? ミー坊には普通って何かわからないよ」っていうシーンがあるけど、こういうふうに「普通は何か」みたいな論争をさせる哲学を持ち込んでしまうと、急に作り物感が出てしまう。
いやいやさかなくんは魚に興味があるだけであって、普通がなにかとかってことはわざわざ言わないでしょ!って。
でも考えてみればスポーツ選手もアイドルも、大多数の人が選んでいる進学→就職 みたいなのを普通とするなら、その道から外れる勇気をもった人たち。
そういう人たちのおかげでこの世界は発展しているんだと思う。
だから素直に尊敬する。
そして井川遥演じる母のスタンスには感動したな。
世の中の「普通」を当てはめない勇気って必要🐟